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やおきち事件簿!NO4

やおきちVSお相撲さん

お客さんの紹介で、あるお相撲さんの後援者(タニマチ)の方を紹介してもらった

そのおかげで、ちょくちょく力士の『打ち上げ』に使ってもらっているのだが・・・

主役の力士は最近はすっかり番付も上がり 有名になったので、ご無沙汰で・・・
あまり見る機会はないが、たまにブラウン管を見つめながらは応援している!



その打ち上げに 少し前までは千秋楽の日 3次会あたりで、使ってもらっていた・・・

あの日もそうだった

『はい、いつもありがとうございます 10名様で、VIPルームの方ですねっ!』

黒服の元気な声が聞こえてきた。

『店長〜♪いつもの○○部屋が11時から、貸しきりたいと言ってます。』




(断ったことはないのだが・・・・なんか、気持ちが晴れない) 俺



それはなぜか?



・・・・・・・・




なぜか?・・・

はっきり言って

『元を取るくらい飲むからである・・・』

たしか 

過去に3回くらい、貸切で使ってもらったけど・・・

どんどん飲む量がエスカレーしているような・・

そして、利益はどんどん赤字になっている!見た目の売り上げは

ただの『まやかし』と、いつもこの貸切を後悔している。

スタッフには言っていなかったが(お客を選んでいるみたいで言えなかった)


内心・・・オレはこの電話が来るのを恐れていた!

おまけに彼らは

いつも決まった予算といってやってくる

俺に言わせりゃ・・・・お相撲さんの飲み代の予算
で『元をとること』なんて・・・



『東大』の試験と同じくらい、難解な問題である








断ってもいいのだが・・・

初回に酔っ払ったタニマチがお金をこづかいとかいいながら、ばら撒いている時、
不覚にも部屋住みの若手の力士の隣に偶然いた俺は・・・

『○○部屋、万歳!○○関 万歳!』

なんて、どっかの社会主義の国の『ニュース映像』に出ている人みたいに

両手を高々と上げて、『おひねり』GETしてしまった。
そんなことしてしまったもんだから・・・多分2度と断れないだろう・・・(バカ!)

そのお金でスタッフで焼肉ゴチをしてしまったし・・・

(鈴木 ム○オの気持ちが
わからなくもない状況にになってしまった)

初回はたしか ジンロ15本・ヘネシー5本



2回目ジンロ20本・ヘネシー10本



3回目ジンロ25本・ヘネシー15本







今回は おそらく・・・









『絶対記録更新〜(泣)』




とりあえず、俺は『1ケースほど用意をしておいた』が絶対足らないだろう!

当日、到着した『力士』軍団はエレベーターに独りしか乗れないため、

全員揃うまで、10往復もエレベターが行き来して、ようやく宴が始まった。

(あーいっぱい飲まなきゃいいけど・・・)



んんん・・・・???

ふと視線をテーブルに落としてみると・・・・・

コースターの上にはなぜか?

人数分のアイス・ぺールが・・・・・・

気のきいたスタッフが用意していたみたいだった・・・
(後で、店長室に呼び出し決定!!くっ!余計なことしやがって・・・)




力士はアイス・ペールをグラスにして乾杯していた!
(それでも おちょこを持っているのかと思った・・・・)



(そんなことしたら、あっという間に酒がなくなるだろう!)

もちろん『一気飲み』はしていないのだが・・・・・
普通に飲んでも、一気よりも早く『酒』が消費されていった

空になった『エビアン』が山積みになっていて、

フランスの山から水を引いてきた方

早いと思うぐらいのペースだった。




さすがにこの日のVIPのウエイトレスも無力な『宴会』のおばちゃんになっていた。


さすがにお相撲さんにはウチの席が窮屈そうで・・・

祝杯で一気に始まると・・・・用意していたお酒はあっという間になくなった。

1ダースで買ったジンロとヘネシーはカラになり・・・

追加で出した、『吉四六』『バランタイン』なども・・・

すごいペースでなくなっていった。

そして輪をかけるように最悪な事態になってしまった。

追い討ちをかけるように、銀座のホステスが5人ほど、アフターで来てしまった。

これで、狭い席がさらに狭くなり、うちのホステスが席の横につくには、
お相撲さんが、パワーリフトよろしく 持ち上げて、席を移動するととなった。(マジで!)

用意していたお酒は空になってしまい、
結局 24時間の酒屋に追加分を買いに行かなければならなかった。

いまさら言うのも何だが・・食べることと、飲むことに関しては、
お相撲さんは『底なし』であった。


会計が『予算で・・・』なのに・・・すごいピッチで、お酒が消費され、
追加分も、あっという間になくなりかけていた。

VIP以外のお客もビジュアル的に目立つこの光景を
酒のつまみに 驚きながら見ていたが・・・それは、さぞこっけいだったと思う

そして笑えるのが・・・
うちのVIPは照明を普通の席より少し、落としているのだが・・・
(ムーディーな雰囲気は力士には似合わないとはいえ・・)

そのうち、酔ったお相撲さんの若手が・・

『暗くて、良く見えないから、照明を上げてくれ』とウチのスタッフに言ってきた!

そのスタッフは言われた通りに照明を上げたら、VIPルームだけ



まるで、『動物園』みたいな見世物小屋
に外からは見えてしまった(笑)

外のお客さんが口々に言っていた

『今日のVIPはすごいねっ!』

確かに通常席からは
酔っ払っているお相撲さんの痴態が

丸見えだった。

その相撲部屋でも、一番人気がある力士がトイレに行く時
外からこの ひどい光景にあわてて

『これじゃ、まるで、サーカスじゃないんだからなんとかしてよっ!っていっていた。(笑)』

確かに、外のお客さんには、滑稽に写っていたかもしれない。

そしてそんな感じで・・・宴が終焉に向かっていた矢先!トラブルが起きた!

なんと!トイレで、お相撲さんといかにも金融系のお客が口論となっていた。

『店長、出番です・・・』

青ざめたスタッフが呼びに来ていた。

スタッフたちも周りを囲んだだけでとめることが出来ずたじろいでいた。

トイレに行ってみると、金融の人が、なぐったっぽいようだった。

お相撲さんは『蚊』にさされたような顔をして、立っていた。

そこに、誰もが知ってる有名な主役の力士がやってきて、

『大丈夫ですか?』と金融の人にあやまりを入れていた。

なんのいきさつも知らず (偉いなぁ・・・と感心してしまいました)

そしたら、その金融の人も、その力士の顔を見て、戦意を失ったみたいで・・・

『こっちも悪かったから・・・』と言って来た!

(これで丸く収まる・・・)と内心喜んでいたら!

なんとそのVシネマかぶれの金融の若者が、

『俺にも1発入れてくれ』

信じられない言葉を発していた・・・・(悲

『いいよ、やらないよ』と もめた力士が言っていたのだが、

その酔ったチャレンジャーは『いいからいいから』と取り繕う暇なく言ってきた!

きっと、『借り』を作るのがいやなのか?それとも『腕』に自信があるのか?

(お願いだから・・・・俺をサンドイッチしながら、もめないで〜)
あいだに挟まれた俺は・・・祈るしかなかった!!

その力士、『一般の人は殴れないっす!
どうしてもいいのなら、デコピンでいいですか?』


と言ってきた その金融の人『いいよっ』


(こいつら、みんな酔っ払いやがって・・・・・・・悲)







と言った瞬間・・・・・『デコピン1発』ビシー・・・・・・・・・






ゴロゴロゴロ〜〜〜



その金融の人は『3回後ろに回転して、ボトル棚にぶつかっていた』(爆)
ドリフのコントじゃあるまいし・・・・・

まさに、これが、お相撲さんの威力!たぶん一瞬のパワーは『地球上で1番』だろう!

こんな肉の塊とストリートファイトはできないだろう・・・

俺がボブ・ザップだったら話は別だが・・・・・



心の底から、敵にしちゃーいけないなぁと誓った!

あとで聞いたら、

金融の人が酔って『おまえのアソコは腹に隠れているなぁ』

とわらったのがコトの発端らしい・・・・・(なんだぁそりゃ! )

恐るべし、お相撲さん!やっぱり、あなた方は強かった!!!

結局、金融の方のボスらしき人が謝罪してきて、和解

後援会の人が

『じゃあ 今度!店長と3人で、ちゃんこでもいこうよっ』と

嬉しくもなんともない発でその場はおさまった!

(このメンツで ちゃんこなんていやだぁ・・・・泣)

うーん千秋楽がこわーい。



こうしてお相撲さん独特の整髪料に吐きそうになりながら、『宴』は終了した




結果はやっぱり・・・・赤字だった。普通のお客さんの方が、マシ(利益がとれる)だぁ〜


翌日 黒服のひとりがミーティングで言っていた!




『いやぁ昨日は・・いいアトラクションでしたねっ!』









・・・・・・・・・まさに




『イッツ・ア・相撲(スモール)ワールド』



(沈黙)


俺『頼むから・・・・死んでくれっ!』






お願いだから、後援会の人 忘れた頃に『番付表』郵送してこないで〜〜(泣)
 

終劇




1勝3敗 被害金額 余計な酒代仕入れ3万円くらい!(イタイ!)


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