情報局TOPへ】 【水商売入門へ

やおきち事件簿  No1 (2003、9,1)


やおきち VS クレームおばさん


あれは確か・・・5年前・・

お店で面接のときの話

お店にすごいインパクトのある『おばさん』が面接にきた!


当時、黒服だった俺は『ホステス』集めに全力を注いでいた
店から1歩でも外に出れば・・・道行く素敵なコに必ず声をかけ
他のお店に移転してしまった『ホステス』を
他のお店でつかんだお客さんとともに呼び寄せ・・・
着々と自分の担当にしていった。

いっぱい『ホステス』を抱え、さらに頑張らせることで
自分の収入と地位がUPするのである。
まさにいろいろな方法で、ホステスさんを入店させていった。

特に効果を発揮しているのが応募の面接で
『働こうとする意欲がある』人が面接に来る これは大切な人材だ

スカウトでちやほやしながら『無理に働いてくれるよりも』
将来性の面での期待度が違う とても素晴らしいことである

お店にもよりけりだが・・そのときの働いていたお店は
黒服がローテーションで面接にはいっていた
運がよければ(きれいなコなどの採用基準に合った子が面接にくれば)
自分の成績になるのだけれど、『不採用』続きだと、結構イタイ!
まさに『ロシアンルーレット』みたいなものだった。

おまけに『面接』をすれば、採用されるのは10人に1人ぐらいで、
あの頃はうちのお店レベルが高かったのか?提示していたお給料に見合わなかったのか?
けっこう強気だったなぁと思う!【採用率】が低い・・・
それでもありとあらゆる方法で、入店に漕ぎ着けようとしていた


そんなある日の夕方・・・

ちょうど店長が外出していて、残された黒服が10人ばかりで、開店の準備をしていた時

(そういえば、今日の面接予定のコは自分の番だった。)
期待を抱いて面接予定の時間を待っていた!

そして丁度そのときがきた!!!アポインターのD子ちゃんが
『5時から、面接の○○さんきました。』

(ようし!気合を入れる俺)
そして振り向くと・・・・・・・


・・・・・・・・・・・


いつもひいきにしている近所の商店街の惣菜屋のおばちゃんにそっくりな人が入り口できょろきょろしていた。おまけにボディは『関取クラス』である

まじかよっ!・・・(言葉を失うとともに、まわりの黒服たちが、笑顔で
逃げるように、その場から消えていった。)

とりあえず俺は 心ない挨拶とともに、いすに座らせ こうして面接がはじまった

『こんにちわ、面接に来ていただいて、ありがとうございます。』

履歴書をみた・・・ん!44才  (滝汗)
応募帳には『24才』と大きく書いてあった(くそっ テレアポめっ!怒)

すぐさまこのおばさん・・
『今日きたら、採用って聞いたんですけど・・・
できれば『日払い』でお願いしたいんですけど』




平気で恐ろしい言葉を発してくる・・・


(『日払い』じゃなく『やっかい払い』だよっ!・・心の中で思った)


そういえば、求人広告では『18歳〜』と資格の欄に記載してあり
もちろん失礼に当たるから 上限は記載されてなかった

面接の前応募電話の問い合わせで、

この手の場合は間違いなく断るパターンだろう。

『せっかくきてもらったのにすいません、今回は採用見送りになりましたので・・』
早くこの面接を終わらせようと・・・理由も言わずに断った 俺
(理由をいう以前の問題だよっ!)

それでも、普通は『わかりました』といってそそくさと、その場を立ち去るのが・・
いつものパターンであるのに・・・この人は・・・違うみたいだった


そしていきなり立ち上がり『どこが、不採用なのか説明してください』と大声をあげてきた!

まさに逆ギレ   状態だった。 
(なんという展開になったのか ハァ〜)

こういうときが一番困る 『あんたがババァだから・・・』なんて言えば
年齢の記載不十分で【リクルートやら、学生援護会】に速攻TELするだろう・・・
(リクルートは『フロムA』 学生援護会は『an』)クレームの雨嵐が訪れるだろう。

実際 この前も、『不採用』になった人の嫌がらせともとれる、苦情が入ったみたいで
店長に『十分注意するように!!』といわれた矢先のことだった。

『求人広告』によって面接にくる 応募の人数は月に100人はくだらないであろう・・・
まさにお店にとって大事な『ライフライン』

そんな訳で・・・『帰れ、コノヤロー』
と元気よく言えない自分があった

そしてすぐさまおばさんに『採用するお給料(時給5000円だったかなぁ)に見合っていないです』
といったら、また恐ろしいことに
『時給は1000円でもいいっ!』って切り替えされるし・・・
(そんなキャバクラ聞いたことない・・・はぁ)アー言えば、何とかみたいな・・・(懐かしい)


あれこれいっても、全然席を立つ気がしない! 
おまけに、面接のドリンクのお替わりまで要求する、最悪な始末!

脳裏にかすむ店長の『お言葉』との葛藤が・・・俺をますます嫌な気持ちにさせる。

店長に逆らったら、マジで、『腕ひしぎ十字固め』で腕をあの世にもっていかれるだろう・・

そうしているうちにおばさんと押し問答が30分も続いてしまった!
ここで、他の黒服が『助け船』にきてくれてもいいのだが・・・・・・
人も羨む『素敵なコ』がくるとすぐちょっかい出してくるのに・・・・来るわけない(笑)

みんなニヤニヤ こっちを見つつ、ホステスに出勤の確認のにいそがしいそうだった。
(ホントに電話しているのかも、疑わしい・・・)

そして日が暮れ、時間が押し迫ってきた・・・(終わりたくてあせる俺!)

そのときあきらめたのか、彼女 『じゃあ・・・かえるから、交通費を頂くわ・・・』
とご丁寧に行きのレシートまで見せてきた。

履歴書には『荒川区』の住所のハズだが・・・

なぜか『日光鬼怒川』の高速バスの領収書』

だった(しかも日付もあっていたりして・・)マジでサルのように飛び掛りたい衝動にかられた!

(おいおい・・・往復で5000円じゃねーか・・・・面接来る前に遊びでもいってたんじゃー??)

もちろん反論したら、
「エミネム」よろしくのごとく!!!マシンガンラップで、速攻で敗北してしまった。

悔しいので「Vシネマ」のごとく、こっちもヒートアップして立ち上がったら、
運悪く・・・次の面接のコが、お店に来てしまった。

ハチミツに群がるプーさんのごとく
黒服が3,4人がかりで、席に通していた光景に愕然となった(おいおい 俺忘れてるよ・・・)

しかも超美人じゃねーか・・・・・泣


(ありゃ、当たりだっ!俺はまさに面接の順番を呪うしかなかった・・・・・・)

この面接を穏便に行わないと、お店の不信感へと続くだろう!

(こんなばばぁのせいで・・・)
「松 たかこ」似の良さげのコが逃げてしまう・・・・・・


結局・・・・・
俺は「5000円」を交通費として払い(自腹)おとなしく帰ってもらった(泣)

それにしても・・「宝くじ」にあたった気分だった!いや「交通事故」

あれから、10000人くらいの面接したけど、
後にも先にもでてこないだろう・・・

こんなひどいおばちゃんは・・・


(きっと最初から応募の電話は「24歳」っていったんだろうなぁ)

ありゃ「確信犯」だよっ!



負けた・・・・・・




終劇


0勝1敗   被害金額 5000円ナリ 


  

情報局TOPへ】 【水商売入門へ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送